各パネルのプロパティは個別にも設定できる。アクティブなパネルの設定を変えるには、パネルを右クリックして「このパネル」プロパティをポップアップ メニューから選ぼう。あるいはメインメニュー ボタンをおして、パネル | 「このパネル」プロパティメニューを選んでもいい。
するとパネルプロパティのダイアログボックスが出てくる。これを使って、アクティブなパネルのプロパティを変えられる。
Figure 2. 「このパネル」プロパティのダイアログ
パネルプロパティのダイアログにはタブが 2 つついていて、設定を変えられる。エッジパネルのタブと、背景タブだ。それぞれ説明しよう。もしパネルをコーナーパネルに変換していたら(これはアイテムをメインメニューから選べば可能)、エッジパネルタブのかわりにコーナーパネルタブが出てくる。
位置 - これは画面でのパネル位置を変える。上、右、左、下を指定できる。指定した内容は、適用 ボタンを押すとすぐに有効になる。
最小化オプション - ここでのオプションは、「隠す」ボタンを使って明示的に自分でパネルを閉じるか、あるいはマウスがパネル上にないときに、「自動で隠す」にするかを設定するものだ。「自動で隠す」を選ぶなら、ここで「隠す」ボタンを無効にしておいたほうがいいだろう。さらにパネルの「隠す」ボタンの矢印も無効にしておくといい。
背景 - このオプションは、パネル自身の背景を変えるためのものだ。希望しだいで、標準の背景、画像背景、カラー背景を選べる。パネルの標準的な見え方は、そのときに使っている GTK テーマで決まってくる。画像オプションは、パネルを埋めるようにタイリングするか、あるいはパネルいっぱいに拡大するための画像を選ばせてくれる。カラーオプションでは、パネルの色を指定できる。
重要: パネルの背景を変えるならもっと手軽なやりかたがある。GNOME ファイルマネージャから画像ファイルをドラッグしてきて、パネルにドロップすることだ。するとパネルの背景はすぐにその画像になる。
画像ファイル - パネル背景に Pixmap 画像を使いたい場合、これで使う画像を選べる。ブラウズ ボタンを押して使いたいファイルを探そう。
画像サイズをパネルにあわせる - 背景画像のサイズがパネルにあわせて変わるようになる。これをチェックしていなければ、画像はパネルにタイリングされる。
背景色 - パネルをある一色にぬりつぶすなら、このボタンを使うとダイアログが出てきて色が指定できる。