主ファイルディスプレイのどのファイルでも、右クリックするとポップアップ メニューが出てきていろいろなプロパティやアクションが選べる。
開く - ファイルを、それと関連づいたアプリケーションで開く。関連づけの編集については、「GNOME コントロールセンター」という章のGNOME MIME タイプで詳しく説明する。
指定アプリケーションで開く - このメニューを使うと、どのアプリケーションで開くかを指定できる。これについてはGNOME ファイルマネージャからアプリケーション起動で説明する。
見る - ファイルをふつうのテキストビューアで見る。
編集 - エディタを起動してファイルを編集できるようにする。どのエディタを使うかは、そのファイル種類と関連づいたアプリケーションによる。関連づけの編集については、「GNOME コントロールセンター」という章のGNOME MIME タイプで詳しく説明する。
コピー - ファイルをクリップボードのコピーして、別のところにペーストできるようにする。
削除 - ファイルを削除する。
移動 - 移動 ダイアログが出てきて、ファイルを移動できる。このダイアログやファイルの移動については、ファイルのコピーと移動を参照。
シムリンク - シムリンクは、選んだファイルのシムリンクを別のディレクトリに作る。シムリンクを選んだら、ダイヤログボックスが出てきて、このファイルへのシンボリック・リンクをつくる先のディレクトリと、そのリンクのファイル名をきいてくる。このリンクはいわば、選んだファイルへの「ショートカット」になるわけ。
プロパティ - プロパティメニューは、プロパティダイアログを開く。プロパティダイアログは、そのファイルのプロパティを見て編集するためのものだ。
プロパティダイアログには、タブが 3 つある。「統計」「オプション」「ファイル属性」だ。
Figure 6. ファイルプロパティ
統計 - このタブは、ファイル名、種類、サイズ、履歴を表示する。 ファイル名 テキストボックスではファイル名を変更できる。
オプション - このタブは、ファイルの操作オプションを変えるためのものだ。このファイルを開いたり、見たり、編集する方法を指定できる。ターミナルウィンドウでファイルを開きたければ、ターミナルが必要 チェックボックスをマークすればいい。
NOTE: デスクトップ上のアイコンからこのプロパティダイアログを開いたら、オプション タブでそのファイルのアイコンも変えられるよ。
ファイル属性 - ファイルのアクセス許可や所有者を変えるタブ。ただし、その権限のあるユーザしか使えない。読む(Read)、書く(Write)、実行(Exec)許可を、ユーザ、グループ、全員について指定できる。UID, GID 、スティッキービットも指定できるし、ファイル所有者も変えられる。