ネットワークアプレットは、ネットワークやインターネット上の作業を見張ったり、拡張したりするアプレットだ。ネットワークアプレットは、メールのチェックから、インターネットに接続していた時間をモニタするものまでいろいろだ。
メールチェックアプレットは、システム上のメールをチェックして、新規メールが届いているかを報せてくれる。いまのところ、これはローカルのシステムメールしかチェックしない。別のサーバにメールがないか問い合わせる機能はまだない。メールチェックアプレットのプロパティをアクセスするには、アプレットを右クリックして ポップアップ メニューから プロパティ を選ぼう。メールチェックプロパティのダイアログボックスが出てきて、各種のプロパティを変えられる。もしアップデートのたびに、事前になにかプログラムを実行したければ、実行テキストボックスにコマンドを書いておけばいい。これが便利なのは、たとえばほかのサーバからメールをとってくるために fetchmail を事前に走らせたいような場合だ。または、メールをチェックする頻度や、アプレット内に表示させたいアニメーションのスタイルもここで指定できる。
Web操作アプレットは、Web ブラウザを起動して URL テキストボックスに指定した URL を開くのに使う。いまのウィンドウではなく、別のウィンドウを開いてほしいときには、「新規ウィンドウ」チェックボックスをチェックしておこう。URL テキストボックスをクリアするには クリア ボタンを押す。プロパティをアクセスするには。Web 制御アプレットを右クリックして ポップアップ メニューからプロパティ を選ぶ。Web 制御ダイアログボックスがあらわれて、アプレット内で URL テキストラベルを表示したいか、「新規ウィンドウ」オプションを表示したいかが指定できる。
モデムLEDアプレットは、ダイヤルアップ接続を起動して、接続後はその状況をモニタさせてくれる便利なアプレットだ。小さなモデムのLEDを表示して、モデムの状況をモニタできるのでこの名前がついている。
モデムLEDを使うには、そもそもダイヤルアップ接続ができるシステムでないとダメだ。まずアプレットを右クリックして、ポップアップメニューからプロパティを選ぼう。これでモデムLED設定ダイヤログが出てくる。
このダイヤログの中にはタブが2つあって、一つは一般設定タブで、もう一つは高度な設定タブだ。一般設定の接続コマンドテキストボックスに、ダイヤルアップ接続用のスクリプトを記述する。切断用のスクリプトは、切断コマンドテキストボックスに記述しよう。「適用」を押して、アプレットの端っこに一つだけある小さなボタンを押そう。スクリプトが実行される。接続されたら、小さなモデムLEDが点滅して、インターネットの負荷がアプレット中央の小さな窓に表示される。