セッションマネージャ・キャプレットは、GNOME セッション管理のコントロールに使う。つまり、どのプログラムが起動するか、GNOME の設定をどう保存するか、どういうふうにログアウトするか、といったことを指定するわけだ。セッション管理についての詳細は、「セッション管理についてひとこと」という章でとりあげているよ。
ログアウト時に確認 - この最初のオプションで、ログアウトするときのプロンプトをなくせる。
セッションの変更を自動保存 - これを使うと、セッション管理は GNOME セッションの変更をログアウト時に必ず保存する。このオプションがセットされていなくても、ログアウト確認ダイアログでしかるべきボックスをチェックしておけば、GNOME はセッションの変更を保存してくれる。
セッション管理以外の起動プログラム - セッション管理されていないアプリケーションも、ここで指定すれば、GNOME 起動時に自動的にたちあがる。
註: GNOME 準拠でないプログラムは、セッション管理されていない。だからここにいれておかないと、自動的に再起動されない。 GNOME アプリケーションはここにいれなくていい。走らせておいて、ログアウトするときにセッションを保存しておけばすむ。
セッション管理以外の起動プログラム にプログラムを追加するには、 追加 ボタンを押そう。すると簡単なダイアログが出てきて、そのアプリケーションをたちあげるコマンドと、そのプライオリティが指定できる。
たちあげたいアプリケーションは、ほとんどがプライオリティ 50 だ。もしウィンドウマネージャなんかのように、ほかのアプリケーションより先に立ち上げるべきアプリケーションがあれば、プライオリティの数をもっと小さくしよう。
重要: このオプションは、高度なユーザ専用だ。プライオリティ設定のことがよくわかっていない限り、アプリケーションのプライオリティは 50 のままで使っておくこと。
実行中のプログラムをブラウズ - いま走っているアプリケーションの一覧が見られる。その中から指定のものを終了させることもできるし、そうするとそのアプリケーションは GNOME セッションから取り除かれる。このリストのアプリケーションは、高次のアプリケーションがほとんどなので、終了させたりしないほうがいい。でも、パネルがいらないとか、GNOME のなかで使いたくない部分があれば、ここで終了させておくと、それ以降は出てこないし、次の GNOME セッションでも起動しない。
重要: このオプションは、高度なユーザ専用だ。次回、 GNOME にログインしたときに使いたいようなソフトを、このツールで終了させちゃダメだ。
Figure 13. セッションマネージャキャプレット