Figure 1. GNOME CD プレーヤ
GNOME CD プレーヤは、メインメニューの音声(Audio)メニューにある。コマンドラインから $gtcdと入力しても起動できる。
重要: このアプレットがきちんと動くには、CD-ROM ドライブが正しくアクセスできる必要がある。root パスワードを持っているなら、ターミナルのウィンドウで次のようにタイプしよう。
$ su $ Password: [root のパスワードを入力] $ chmod a+r /dev/cdrom $ exit |
CDROM が /dev/cdrom 以外のところにある場合には、上記のコマンドでもそれにあわせて変えること。
GNOME CD プレーヤは、ふつうの CDプレーヤといっしょで、再生、停止、一時停止といったボタンがついている。さらに、トラック選択ボタンがあって、ドロップダウン式のメニューでトラックの題名を表示する。また設定ボタンを押すとGNOME CD プレーヤ設定ダイヤログが出てきて、いろいろ設定が変えられる。
GNOME CD プレーヤ設定には、タブが 3 つついている。「設定」「キー設定」「CDDB 設定」だ。
Figure 2. GNOME CD プレーヤ設定
設定タブ - このダイアログでは、以下のものが指定ができる。
GNOME CD プレーヤの起動時と終了時の動作。
システム上の CD-ROM の場所。ふつうは/dev/cdrom。
トラックとCD タイトル表示の色
トラックとCDタイトル表示のフォント
タイトルウィンドウにハンドルをつけて、タイトルウィンドウを CD プレーヤから破り取ってデスクトップ上においておけるようにするか。
マウスがボタンの上にきたときにツール説明を有効にするかどうか。
キー設定タブ - このタブでは、GNOME CD プレーヤをキーボードから操作するためのキー設定を変えられる。これを使うと、マウスなしにプレーヤを操作できる。もし設定を変えたければ、その部分をマウスで選んで変えるにはここをクリック テキストボックスに入力しよう。変更を保存するには「適用」ボタンを押す。
CDDB 設定タブ - CDDB は、CD Database の略で、CD 情報の巨大な世界的データベースだ。各 CD には、CD プレーヤの読みとる id がついている。インターネットに接続していれば、GNOME CD プレーヤは CDDB サーバを検索してその id の情報を調べて持ってくる。得られる情報は、ふつうは CD タイトル、アーティスト、曲名だ。さらにライナーや歌詞も入っているかもしれない。GNOME CD プレーヤはとってきた情報をハードディスクに保存しておいて、将来また使うのだ。CDDB 設定タブでは、アクセスする CDDB サーバを変えたり、自分のハードディスク上の CDDB データベースを編集したりできる。 CDDB についての詳細はCDDB Web サイトを見てほしい。
GNOME CD プレーヤにはトラック編集機能もついている。トラック編集は、GNOME CD プレーヤの主ウィンドウにあるトラック編集 ボタンでアクセスしよう。これは、CD のトラック情報がまちがっていたり、その CD についての情報が CDDB になかったりしたときに、自分で編集するためのものだ。あと、 CDDB 情報の中身についてもここで見られる。トラック編集のいちばん下にある CDDB 状況 ボタンを押すのだ。すると、CDDB サーバからの情報があるときには、それが表示される。
Figure 3. GNOME CD プレーヤトラック編集