GNOME カレンダーを使う

GNOME カレンダーの使い方はとても簡単で、ほとんどの操作は「日」「週」「月」「年」のどのビューからでもできる。たぶんいちばんだいじな機能は、いつでもどこかの日を右クリックすれば、新しい予定を追加できるということだ。ほかにもいろいろ機能があるので、それぞれのビューのところで説明していこう。

「日」ビュー

「日」ビューは GNOME カレンダーでいちばん便利なビューだろう。ふつうの予定表と同じふるまいをしてくれて、タブのすぐ左にあるのがその日の時間表だ。就業時間とそれ以外とは、グレーの色がついて区別されている。グレーになっている就業時間の範囲を変えたければ、GNOME カレンダーの設定を参照のこと

Figure 3. 「日」ビュー

「日」ビューの様子

TIP: 「日」ビューで新しい予定を追加するには、時間表で開始時間をクリックしてそのまま終了時間までドラッグすることだ。希望の時間帯を選んだら、「Enter」を押して予定の中身を入力しよう。こうすると「新規予定入力」ダイアログを見ないですむ。

時間表のとなりの右上には、小さなカレンダーがついている。てっぺんの「次」「前」矢印ボタンを押せば、表示の月や年は変えられる。このカレンダーで、日も選べる。このカレンダーでどこかの日をダブルクリックすると、その日が表示される。

カレンダーの下には、「やること」一覧がある。「やること」一覧は、かかえている仕事の一覧を書いておけるところだ。ここに何かを追加したければ、 追加 ボタンを押そう。すると小さな編集ボックスが出てきて、項目を入力できる。入力済みのものについては、 編集削除 ボタンで変えられる。この「やること」一覧は「日」ビューがどの日を表示していても必ず出てくる。ここの内容は削除 ボタンを使わないと、削除されることはない。

「週」ビュー

「週」ビューは、週ごとに予定を一覧で見られる。ここで新しく予定を追加したければ、その日を選んでポップアップ メニューから新規予定 を選ぼう。またこのビューを使うと、好きな日を選んで「日」ビューを表示させられる。希望の日をダブルクリックすると、その日の「日」ビューになる。

Figure 4. 「週」ビュー

「週」ビューの様子

「週」ビューの左下にもカレンダーがある。てっぺんの「次」「前」矢印ボタンを押せば、表示の月や年は変えられる。このカレンダーで、日も選べる。このカレンダーでどこかの日をダブルクリックすると、その日の週が表示される。

「月」ビュー

「月」ビューは、ある月を表示してくれる。予定は見出しが出てくる。表示にはカラーが使われていて、これは変えられる。やりかたについては GNOME カレンダーの設定を参照してほしい。予定の入っている日をクリックすると、その予定の詳細がポップアップメニューで出てくる。「月」ビューでどこかの日に予定を追加したければ、その日を右クリックしてポップアップメニューから新規予定 を選ぼう。ポップアップ メニューの項目で、この日にとぶこの週にとぶこの年に飛ぶを使うと、どのビューでも移動できる。

Figure 5. 「月」ビュー

「月」ビューの様子

「年」ビュー

「年」ビューは、予定は表示せずにその年をすべて表示する。「月」ビューと同じく、「年」ビューも使う色を変えられる。この色の設定についてはGNOME カレンダーの設定をみてほしい。予定が入っている日をクリックすると、予定の詳細がポップアップウィンドウに表示される。 もしこのビューで予定を追加したければ、希望の日を右クリックしてポップアップメニューから新規予定 を選ぼう。ポップアップ メニューの項目で、この日にとぶこの週にとぶこの月に飛ぶを使うと、どのビューでも移動できる。

Figure 6. 「年」ビュー

「年」ビューの様子