GNOME のデスクトップには、いろいろコツや小技があるのだ。ドラッグ&ドロップ機能も GNOME のいろいろな領域で活用されていて、GNOME をいろいろおもしろい形で結びあわせている。ここでは、GNOME のドラッグ&ドロップにまつわるコツや小技を見ていこう。GNOME 自体を一通り見渡すにも好都合だし、GNOME をとことんまで使い倒す方法がわかるだろう。
パネルにカラーをドラッグ - カラーセレクタを表示してあったら、選んだカラーバーから色をパネルにドラッグしてくると、パネルがその色に変わるんだ。
Pixmap 画像をバックグラウンドセレクタにドラッグ - もしバックグラウンドに画像を貼りつけたければ、その画像をGNOME ファイルマネージャからドラッグしてきて、コントロールセンタのバックグラウンド・キャプレットにあるモニタの絵にドロップすると、バックグラウンドがその画像になる。
アプリケーションにドラッグ - GNOME 準拠のアプリケーションは、多くがドラッグ&ドロップを受け付けてくれる。たとえば GNOME 準拠の表計算ソフト Gnumeric でファイルを開きたければ、そのファイルを GNOME ファイルマネージャからドラッグしてきて、 Gnumeric にドロップすればいい。Motif を使ったアプリケーションでも同じことができる。保存した URL を Netscape 4.x にドラッグすると、その URL が開く。 GNOME ファイルマネージャを使っていてファイルをすばやく開きたいときには、とても便利だよ。
パネルにアプリケーションランチャーを追加 - パネルにアプリケーションランチャーを追加したければ、GNOME ファイルマネージャやデスクトップから、その実行ファイルをドラッグしてきてパネルにドロップすればいい。すると「ランチャーをつくる」アプレットダイアログが出てくるので、そのランチャーの名前とアイコンを設定しよう。
ファイルのドラッグ - ドラッグ&ドロップを上手く使うと、システムがとても使いやすくなる。GNOME ファイルマネージャのウィンドウを 2 つ開いて、別々のディレクトリを表示させてファイルのコピーや移動やリンクができる。ファイルマネージャからデスクトップにファイルをドラッグしてきて、アクセスしやすくもできる。マウスの中ボタン(あるいは左右ボタンを同時に押す)を使って、ディレクトリフォルダをデスクトップにドラッグしてくることもできる。ポップアップメニューからリンクオプションを選ぶと、デスクトップにリンクが張れる。こうすると、ファイルマネージャがすぐにそのディレクトリを開くようにできる。
ディレクトリのドラッグ - ディレクトリを GNOME ファイルマネージャからドラッグしてパネルにのっけることも可能だ。すると新しいメニューができて、そのディレクトリのファイルにすぐにアクセスできるようになる。
メインメニューから好きなサブメニューをパネルにドラッグすると、新しいメニューランチャーがパネルに追加される。するとそのメニューのサブセットにアクセスしやすくなるよ。