ファイルを選ぶ

ファイルを選ぶには、GNOME ファイルマネージャの中で、マウスでそのファイル(群)をクリックすればいい。すると選ばれたファイルはハイライトされて、選ばれたのがわかる。

複数のファイルを選ぶにはいくつかやりかたがある。まずは「ボックス式」選択をする方法(訳注:英語では「rubber band」selectで、伸び縮みするからこういう名前になっているんだけれど、日本語で直訳して「輪ゴム」選択にすると、輪だから円形のイメージでそぐわない。だもんでこういう訳にした)で、クリックしてマウスを対角線上に動かすことで複数のファイルを囲んで選ぶ。こうすると細い破線のボックスがでてきて、選択されるファイルの領域が示される。

Figure 2. "ボックス式の選択"

ボックス式の選択

もしもっと細やかなファイル選びがお望みなら、あるいは隣り合っていないファイルを選びたいなら、CTRL キーを使って、追加のファイルを選んでやればいい。つまり、ファイルを一つクリックして選んだら、追加のファイルを選ぶときには、CTRL キーを押しながらクリックするようにするわけだ。 CTRL キーが押してあると、いわば選択されたファイルの「リスト」がどんどん増えることになる。どのやりかたでも、希望のファイルを一通り選び終わったら、それをまとめてコピーしたり移動したりできる。

ディレクトリの中のファイルすべてを選ぶには、 編集 メニューからすべて選ぶ を選べばいい。

さらに、選んだものをふるいわけるには、編集 メニューからファイルを選ぶ を選択しよう。ファイルを選ぶ を使うと、選択基準をタイプするための簡単なダイアログボックスが出てくる。ここで * はどんな文字列にでもなれる「ワイルドカード」だ。たとえば、ディレクトリのなかで、D で始まるファイルを全部選びたいとする。そのときには「D*」と入力する(なお、Unix では、ファイル名の大文字小文字は区別されるんだ)。